美瑛川とブルーリバー

美瑛川は、青く見えることからブルーリバーと称されることがあります。
そのブルーリバーの水が、ブロック堰堤に溜まったことで産まれたのが、ご存知の方も多い、青い池です。
美瑛の観光というと、青い池がよくクローズアップされます。水源である美瑛川の方が、むしろ「青い」という意味では、本家かもしれません。
美瑛川も青く美しく、個人的には、美瑛町内から見る美瑛川の景色の方が、むしろ好きだったりします。

そもそもなんで青いのか。
十勝岳ジオパーク推進協議会のホームページによると、ケイ酸アルミニウムという非常に小さな粒が含まれた、火山から流れ出す水が、美瑛川で、その小さな粒は赤い光を吸収し、青い光を散乱させる性質があるため、水が青く見えるとのこと。
それではどこから青いのか。
青い池の上流には、白ひげの滝という大きな滝があり、そこが火山性の水と混じりあうポイントだといわれています。
現に、白ひげの滝よりも上流の美瑛川は青く見えないのです。(訪れた際見てみてください。)
青い水の謎は、これ以上わかっていないようです。今後研究が進んでいくことに期待ですね。
美瑛川は、夏よりも冬の方が青く見え、積雪した今が美瑛川ことブルーリバーの見どきです。
青い池は、雪で埋もれて青くないですが、美瑛川は青いので、青を求めて冬の美瑛へ訪れた方は、ぜひ美瑛川へ訪れてみてください。