十勝岳は成長真っ只中の新米火山!?

北海道の中心に位置する十勝岳連峰には、山ごとに様々な名前がついています。
オプタテシケ山(高さ2013m、約26万年前誕生)
美瑛富士(高さ1888m、約15万年前誕生)
美瑛岳(高さ2052m、約10万年前誕生)
十勝岳(高さ2077m、約3万年前誕生)
上ホロカメットク山(高さ1920m、約6万年前誕生)
三峰山(高さ1866m、約7万年前誕生)
富良野岳(高さ1912m、約17万年前誕生)
前富良野岳(高さ1625m、約23万年前誕生)
などなど…
北側から代表する山を並べてみました。こうしてみると、十勝岳連峰は両端から形成されたのがよくわかります。
そして、成長中の活火山”十勝岳”は、一番大きくて若い山ということになります。
十勝岳連峰の新米火山といったところでしょうか。

ちなみに、美瑛や上富良野にまたがる丘は、十勝岳連峰が形成される前の約200~120万年前の噴火の火砕流堆積物でできたものと言われています。山より丘の方が大先輩になりますね。
地球の規模の話になると、我々人間の時間軸とは違いすぎてよくわかりません…。超高齢化社会と言われる日本ですが、十勝岳ですらまだまだ若手と思うと、地球にとっては人類皆、赤ちゃんにも満たない存在ですね。